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Grok活用事例ダイジェスト

2026-10-29・速報2 / 仕様2 / 新機能3 / 実践9 ※英語は日本語訳つき。対象は10/28朝〜10/29朝です。主ピックは、公式の更新履歴に 0.77.0(10/26 付、0.76.0 を含む)が載り安定版として配信が始まったこと、ヘルプの「Team Bots」が「Shared Bots(共有 Bot)」に書き換わり「共有してもコピーは作らない」形になったこと、接続できるアプリに Power BI・BigQuery・Asana などが加わったことです。実践事例では、ふもさんの「Bot の作り方と運用方針」の記事や、Pages を週次の振り返りに使う例、英語圏では X のメンションを見張る Bot「tibot」や、業務手順を版で管理して Bot に「署名」させる例を取り上げます。

速報

公式の更新履歴に 0.77.0 が載り、安定版として配信が始まりました。1Password の個別承認、記憶の取り込み、Auto-review の「権限」画面などが入っていますen

x.ai/changelog/bot(日付は 10/26、10/29 05:05 JST ごろ取得。0.76.0 の分も含みます)/X投稿(@ericzakariasson eric zakariasson さん、10/28 09:25 JST)

1Password connects without a shared vault: you approve each login in 1Password, which fills it in the Bot's browser without the Bot seeing it. / Import Memory to Grok Bot, in Settings, brings your preferences and context from another AI assistant into your primary Bot. / The Vault has a Payments tab where you pick the payment method Bots use first, and you still approve every purchase. / Auto-review approval cards stay open for 30 minutes instead of 10, in the app and in Slack. / The Bot's computer stays up when memory runs low and recovers faster after a crash, so fewer turns end on Couldn't Reach Grok Bot's Computer. / Commands on the Bot's computer that wait for input, such as package install prompts, finish instead of hanging.
1Password は共有の保管庫を作らなくてもつながります。ログインのたびに 1Password 側で承認すると、Bot に中身を見せないまま Bot のブラウザーに入力されます。/設定の「Import Memory」で、別の AI アシスタントに覚えさせた好みや前提を、主に使う Bot に取り込めます。/Vault に「支払い」タブができ、Bot が最初に使う支払い方法を選べます。購入のたびの承認はこれまでどおり必要です。/Auto-review の承認カードは、アプリでも Slack でも10分ではなく30分開いたままになります。/Bot のコンピューターはメモリが足りなくなっても落ちにくくなり、落ちたあとの復旧も速くなったので、「Grok Bot のコンピューターに接続できません」で終わる回が減ります。/パッケージのインストール確認のように入力を待つ命令は、止まったままにならず最後まで進みます。
Grok Bot 0.77.0 が安定版になり、配信を始めました。Auto-review のルールの権限設定、Vault で Bot が最初に使う支払い方法の選択、1枚のカードで複数の質問ができる機能が入っています。
@ericzakariasson さんの投稿画像(Grok Bot 0.77.0 の告知)

ほかにも、「設定に Permissions(権限)の欄ができ、Auto-review のルールを『常に確認』と『確認なしで許可』に分けて一覧できる」「注文・返金・返品を追う Order Concierge と、値下がりやクーポンを見張る Deal Watcher のテンプレートが加わり、どちらも承認なしには買わない」「Bot が自分のアドレスから1人に送るメールには、毎回ワンクリックの配信停止が付く」「完全に届かなかったアドレスには送らない」「チームの管理者が Bot の共有を管理者だけに絞れる」といった項目が並んでいます。昨日の号の時点(10/28 05:05 JST ごろ)では先頭が 0.75.8 だったので、この1日で 0.76.0 と 0.77.0 がまとめて追記されたことになります。日本語では @YutoSeta さんが 0.75.2〜0.77.0 の要点を整理していました(10/28 19:54 JST)。なお x.ai/news のページの下の会社名は、「SpaceXAI LLC」から「SpaceX Super Intelligence LLC」に変わっていました。

考察

ここからは意見です。事務所の使い方でいちばん助かるのは、承認カードの期限が30分に延びたことと、入力待ちの命令で止まらなくなったことだと思います。移動中にカードを見落として期限切れになる場面が減るはずです。「Import Memory」は便利ですが、別の AI に入れてある顧問先の情報までまとめて入る可能性があるので、取り込む前に中身を確かめたいところです。Permissions の画面ができたので、「確認なしで許可」に入っているルールを月に一度見直す習慣をつけると安心です(確度:高。公式の更新履歴の記載です)。

x.ai/changelog/bot/@ericzakariasson/@YutoSeta(日本語の整理)

コンピューターが動かない件は、5〜7日目に入った報告が続いています。職員は個別に直していますが、まだ直らない人も多い状況ですen

公式フォーラム(職員 Colin さん、10/29 03:30 JST、176385 での返信)

@Theorem Can you check one more time? There’s a 50% chance it’s fixed, 50% chance that starting up a new box will let me go perform the reset for real this time.
@Theorem さん、もう一度確かめてもらえますか。直っている可能性が半分、新しいコンピューターを起動してもらえれば今度こそ本当にリセットできる可能性が半分です。

「Bot のコンピューターが5日間起動せず、Update を押しても元に戻る」というスレッド(176386)では、Colin さんが 10/28 20:04 JST に「@JasonAgentic さんはもう使えるはず」と返しましたが、本人は 10/29 01:01 JST に「まだ画面につながらない。.bashrc と .profile は初期の状態に戻し、常駐の処理もない。Read と CopyToBox は動くのに、Shell だけが起動の手前で止まる」と書いています。ほかにも「月300ドル払っているのに6日間止まり、サポートからは『上に回した』という返事だけ」(176530、10/29 04:15 JST)、「10/28 未明から部分的な状態のまま Reset できない」(176526、10/29 04:05 JST)、「10/26 からどの命令も 840 秒で打ち切られる」(176515)と、新しい報告も出ています。別件では、「プランのないチームが個人の Ultra プランより優先されて、Grok Bot が使えない」という既知の不具合について、10/21 からの問い合わせに人の返事がないという投稿もありました(176529)。

考察

ここからは意見です。この環境では、今朝(10/29 05:10 JST ごろ)ディスク使用率が7%、inode 使用率が2%で、命令も普通に動いています。今回の 0.77.0 には「メモリが足りなくても落ちにくい」「入力待ちで止まらない」という修正が入っていますが、フォーラムの症状は個別の復旧作業が要るものが多く、更新だけで解決するとは読めません。顧問先に勧める場合は、「Bot のコンピューターにしか置いていないデータを作らない」「大事なものは Drive などにも置く」を最初に伝えておくのがよいと思います(確度:中)。

176385/176386/176530/176526/176529

仕様解説

ヘルプの「Team Bots」が「Shared Bots(共有 Bot)」に書き換わりました。共有してもコピーは作らず、文書を共有するのと同じ感覚で使う形になりますen仕様

cursor.com/help/grok-bot/team-bots(10/29 05:06 JST ごろ取得。10/28 の写しとの比較)

A Bot is either personal or shared. Share a Bot with your Cursor team the way you'd share a doc: with everyone on the team, or only with certain people and groups. Sharing doesn't make a copy, and each person's chat with a shared Bot is private. … A shared Bot reply uses the Grok Bot usage of the person it's answering. … Sometimes it uses a separate computer just for that conversation, for example when your privacy mode is stricter than the owner's.
Bot は「個人用」か「共有」のどちらかです。文書を共有するのと同じように、Cursor のチーム全員か、特定の人やグループだけに Bot を共有できます。共有してもコピーは作られず、共有 Bot と各自が話す内容は本人しか見られません。共有 Bot の返事には、その返事を受け取る人の利用枠が使われます。プライバシーの設定が所有者より厳しい場合などは、その会話のためだけに別のコンピューターを使うこともあります。

10/28 の版では、「Share with your Team を選ぶと Bot がチーム用のコピーを作り、記憶は『チームと共有』か『非公開のまま』を選ぶ」と書かれていました。新しい版では、サイドバーの「+」から「Create a Bot」と「Browse shared Bots」を選ぶ形になり、共有先に加えた人は「Collaborator(話せる)」か「Manager(指示・スキル・記憶・アプリも変えられる)」のどちらかになります。管理者は Cursor のダッシュボードで、特定のグループのサイドバーに Bot を自動で追加でき、その場合は利用者が隠せません。メール、承認、記憶、秘密情報などのヘルプでも「Team Bot」が「shared Bot」に置き換わっています。blankspeaker さんが 10/28 に紹介した試験版の一覧にも「Shared Bots」の項目があり(新機能の項)、名前の変更が先にヘルプに出た形です。

考察

ここからは意見です。「コピーを作らない」ので、所有者が指示やスキルを直すと、共有している全員の Bot が同時に変わります。事務所でスタッフや顧問先と Bot を共有する場合、Manager にする人は最小限にして、変更したら一言伝える運用が要ると思います。「返事の利用枠は受け取る人が払う」点は、顧問先に Bot を使ってもらうときの費用の説明に直結します。ただしこの機能は Cursor のチームに入っている人向けで、個人で使っている今の事務所の環境では、すぐには関係しません(確度:高。公式ヘルプの記載です)。

ヘルプ:Shared Bots

スマホまわりのヘルプが増えました。Android は通知の読み取りをやめ、音声チャットは電話が来ると切れます。X Subscription に切り替えると Grok アプリの「Bots」も使えるようになると職員が説明しましたen仕様

cursor.com/help/grok-bot/mobile・voice-chat・edit-bot・mobile-purchase・faqs(10/29 05:06 JST ごろ取得)/公式フォーラム(職員 deanrie さん、10/28 21:36 JST)

When you allow it, a Bot on your phone can use your Calendar, Contacts, Alarms, and Location. On Android, Grok Bot 1.18.0 removed the ability to read your phone's notifications, and the app no longer asks for notification access. / On the phone app (version 1.18 and later, iPhone and Android), a voice chat ends when a phone call, FaceTime, or another app takes over the audio. / If you earned a usage reset through the Grok Bot referral program, it shows under Settings > Usage once using resets is enabled for your account.
許可すれば、スマホの Bot はカレンダー、連絡先、アラーム、位置情報を使えます。Android では、Grok Bot 1.18.0 でスマホの通知を読む機能がなくなり、アプリは通知へのアクセスを求めなくなりました。/スマホのアプリ(1.18 以降、iPhone と Android)では、電話や FaceTime、ほかのアプリが音声を使い始めると、音声チャットは終わります。/紹介制度で利用枠のリセットをもらった場合は、あなたのアカウントでリセットが使えるようになった時点で、設定の「Usage」に表示されます。
The X Subscription combines Grok, Grok Bot, Cursor, and X Premium into one plan under one account. Premium and above include SuperGrok benefits, and the Bots section in the Grok app was tied specifically to SuperGrok. So after switching, Bots in the Grok app should become available. I haven’t tested the Tesla case myself, so I can’t guarantee that yet. Nothing has changed on the current legacy Pro. … The switch is permanent.
The X Subscription は、Grok、Grok Bot、Cursor、X Premium を1つのアカウントの1つのプランにまとめたものです。Premium 以上には SuperGrok の特典が含まれ、Grok アプリの「Bots」の欄は SuperGrok に結びついていました。なので、切り替えたあとは Grok アプリでも Bots が使えるようになるはずです。テスラの車内での使い方は自分では試していないので、まだ保証はできません。今の旧 Pro プランには変更がありません。切り替えは元に戻せません。

ほかに、「Android 1.18.0 で Bot の名前や画像を変えたあと画面が真っ白になる。変更はたいてい保存されていて、1.19.0 で直り Google Play で配信中」「Google Play の契約は、買ったときの Grok Bot アカウントに属するので、別のアカウントからはプランを変えられない」という項目も加わりました。音声については、フォーラムで「音声通話の内容がチャットの流れに残らない」という要望のスレッド(173241)に 10/28 も賛成の書き込みが続いていて、職員は 9/29 の時点で「通話中の依頼はチャット側に渡しているが、普通の発言としては表示されない」と説明しています。

考察

ここからは意見です。iPhone 中心の事務所では、通知の読み取りの件は直接関係しませんが、運転中や移動中に音声で頼んでいると、電話が来た時点で会話が切れて、内容もチャットに残らないことになります。大事な依頼は、音声で話したあとにチャットで一言まとめを書いておくと確実です。Grok アプリの Bots の件は「はずです」という言い方で、確定ではありません(確度:ヘルプ部分は高、Grok アプリの件は中)。

ヘルプ:mobile/voice-chat/174183(Grok アプリでの利用)/173241(音声とチャット)

新規機能解説

接続できるアプリに、Power BI、BigQuery、Databricks Genie、Asana、Vanta、Shop Pay が加わりましたen新機能

cursor.com/help/grok-bot/connect-apps(10/29 05:06 JST ごろ取得。10/28 の写しとの比較)

Power BI connects with a work or school Microsoft account. A personal Microsoft account can't connect it. The bot can list workspaces, reports, and datasets, and render a report or one of its pages as images. Every Power BI tool reads only. … BigQuery signs in to Google as Grok, like the other Google apps … The bot queries the datasets the connected Google account can read. … Asana needs no admin setup. … Shop Pay is a wallet. Connect it and sign in to Shop, and the bot can check out with Shop Pay on Shopify stores.
Power BI は、職場や学校の Microsoft アカウントでつなぎます。個人の Microsoft アカウントではつなげません。Bot はワークスペース、レポート、データセットを一覧にし、レポートやそのページを画像にできます。Power BI の道具はすべて読み取りだけです。BigQuery はほかの Google のアプリと同じく「Grok」として Google にサインインし、つないだ Google アカウントが読めるデータセットに問い合わせます。Asana は管理者の設定なしでつながります。Shop Pay は財布の役割で、つないで Shop にサインインすると、Bot は Shopify のお店で Shop Pay を使って支払いができます。

Power BI でレポートを画像にするには、ワークスペースが Premium・Embedded・Fabric のいずれかの容量にあることと、管理者の設定で「レポートを画像ファイルとして出力」が有効になっていることが必要です。Databricks Genie は Cursor のチーム管理者が先に設定し、そのあと各自がサインインして、自然な言葉でデータに質問できます。Vanta はアカウントの地域(米国・欧州・オーストラリア)を選んでサインインします。

考察

ここからは意見です。宮崎の中小企業で Power BI や BigQuery を使っているところはまだ多くありませんが、使っている会社には「毎週のレポートを Bot に画像で取らせて、要点をメールで届ける」形がすぐに作れそうです。Power BI が読み取りだけという点は、導入の説明で安心材料になります。Asana は管理者の設定が要らないので、小さなチームのタスク管理と組み合わせやすいと思います(確度:高。公式ヘルプの記載です。日本からの接続は未確認です)。

ヘルプ:Connect apps

試験版の一覧が「1.1.0-pre.5」まで進みました。電話、共有 Bot の招待、Bot 用のサービスアカウント、Obsidian の保管庫、航空券の購入などが並んでいますen新機能

X投稿(@blankspeaker さん、10/28 23:07 JST。非公式の解析です)

Grok Bot の今後の更新です。昨日から試験版(0.78.0-pre.10 から 1.1.0-pre.5)で見つかったものです。通話:電話、共有 Bot の招待画面、電話の連携解除の通知。…注意:これらは一般向けに出るときに入っているとは限りません。試験版を第三者が非公式に解析したものです。

一覧にはほかに、「チームで共有するログイン」「Bot のサービスアカウント」「QuickBooks のプライバシーモード」「この Mac のメッセージ」「Obsidian の保管庫」「メール送信の権限」「航空会社のサイトでの予約」「Yelp での予約」「古いメッセージの検索」「チャットを別ウィンドウで開く」「画像への書き込みとコメント」などが並んでいます。版の番号が 0.78 から 1.1 に飛んでいる点は、正式な告知がまだなく、理由は分かりません。電話については、Brian Roemmele さん(@BrianRoemmele)が 10/28 02:08 JST に、Google Voice の番号を受付にして、届いた SMS や留守電を Bot が仕分け、返信の下書きを用意する仕組みを無料で配っていて、「Grok Bot 自身の番号が出るまでの代わり」と書いています。

考察

ここからは意見です。事務所の仕事に近いのは「メール送信の権限」と「古いメッセージの検索」で、送信を Bot ごとに許可・禁止できるなら、下書き専用の Bot を作りやすくなります。「Obsidian の保管庫」は、メモを Obsidian で取っている人にとっては大きな変化になりそうです。ただ、どれも非公式の解析なので、更新履歴に載るまでは予定として扱います(確度:低〜中)。

@blankspeaker/@BrianRoemmele(SMS・留守電の受付)

Bot のマーケットプレイスに、動画づくりを請け負う「Director」が出ました。依頼文から企画・撮影・編集・納品まで進めますen新機能

X投稿(@tetsuoai tetsuo さん、10/28 03:29 JST)/x.ai/bot/marketplace(10/29 05:20 JST ごろ取得)

Xi Yan さんが作った「Director」という新しい Bot が、Grok Bot のマーケットプレイスに出ました。依頼文を受け取って、短編映画、広告、説明動画、音楽ビデオを企画し、撮って、つないで、納品する動画の監督役です。取り込むと、動画用のスキル一式も付いてきます。

マーケットプレイスのページには「依頼文を短編映画、広告、説明動画、音楽ビデオ、短いドラマなどに変える」とあり、取り込むと「すでに知っている事実(記憶)」と「実行できる手順(スキル)」が入ります。スキルは、入口の video-director に加えて、形式、企画、コマ割り、撮影、見た目、プロジェクトのフォルダーに分かれています。マスク氏もこの投稿を再投稿していて、日本語では @strategynote さんが「作り手が工夫を Bot にして公開し、誰でも取り込める」と紹介しています(10/28 14:20 JST)。投稿は収集の範囲より少し前ですが、日本語圏で広がったのがこの1日だったので取り上げました。

考察

ここからは意見です。注目したいのは動画そのものより、「他の人が作った Bot を、記憶とスキルごと取り込める」という配り方です。事務所でも、補助金の申請準備や月次の資料づくりの手順を Bot にまとめておけば、顧問先にそのまま渡せる形になります。ただし、他の人の Bot を取り込むときは、記憶とスキルの中身を一度読んでから使うのが安全です(確度:中)。

@tetsuoai/マーケットプレイス:Director/@strategynote

実践事例

「1つの Bot に1つの仕事」「作る係と管理する係を分ける」。ふもさんが、複数の Bot の作り方と運用方針を記事にまとめましたja実践

X投稿(@fumokmm ふもさん、10/28 18:42 JST)/記事「Grok Botの使い方:Botの作り方と運用方針」(Think Twice)

記事では、読書メモ、メール、サブスクのように仕事ごとに Bot を分け、説明の最初に「口調・性別・性格」をそろえて書く、と紹介しています。Bot の新規作成はマーケットプレイスで公開されている「dr eggbot」(他のユーザーが作った Bot で、公式のものではないとの注記つき)に任せ、作ったあとの編集や管理は「Bot統括」が担当します。ルーチンを作ったり変えたりしたら Bot統括に知らせて一覧で管理する、他の Bot の設定を勝手に変えない、パスワードやカードは Vault に置く、といった決まりもあります。さらに、Bot を「セクション」に分けて共有メモリーを持たせ、窓口の Bot と担当の Bot に分ける構成も書かれています。筆者自身が「公式の説明ではなく筆者の運用例で、今後変わる可能性がある」と断っています。

考察

ここからは意見です。「ルーチンを作ったら管理役に知らせて一覧にする」は、Bot が増えたときにいちばん効く決まりだと思います。どの Bot がいつ何を動かしているか分からなくなると、利用枠の減り方も原因が追えなくなります。事務所でも、ルーチンの一覧をどこか1か所に置いておく運用は、すぐに取り入れられます(確度:中。個人の運用例です)。

@fumokmm/記事(Think Twice)

Pages を「週の振り返り」に使う例です。Bot ごとの実行回数のうち、空振りと重複がどれだけあったかを1枚にまとめていますja実践

X投稿(@YamanekoInfo やまねこさん、10/28 08:02 JST)

@YamanekoInfo さんの Pages の画面(無駄の兆候 10/20〜10/27、Bot ごとの実行回数)

画像の Pages には「無駄の兆候(10/20〜10/27)」として、Bot ごとの実行回数を「成果あり・空振り・重複」に色分けした棒グラフがあり、「トークン量はここでは見えません。正本は設定の使用量画面」という注意書きも入っています。やまねこさんは、この Pages をルーチンで毎週月曜に更新する設定にしたそうです(まだ更新の実績はないと書いています)。「リンクを知っている全員」に公開するとサインインなしで開けるので、非公開の情報を入れない、というヘルプの注意も引いています。

考察

ここからは意見です。「空振り」と「重複」を数える発想はとても実用的だと思います。利用量の減りが速いと感じたとき、どの Bot のどのルーチンが成果のない実行を繰り返しているかが一目で分かります。このダイジェストの作業でも、週に一度こうした振り返りの Pages を作ってもらう価値はありそうです(確度:中)。

@YamanekoInfo

「調べて決めたことを伝えるのは Grok Bot、手を動かすのは PC の Claude Code」。ほかの AI との分担が落ち着いてきた、という声が続いていますja実践

X投稿(@yolozuya_works なぎさん、10/28 12:00 JST)

同じ日に、@ritalog940317 さんは「開発業務は Codex と Claude、それ以外は全部 Grok Bot で落ち着いてきた」と書いています(10/28 19:10 JST)。一方で @sanya_1997 さんは「Grok Bot で作るとスパゲッティ化しやすいかもしれない。Grok Bot と Claude(CLI)でマルチで作っていて、Claude がそわそわし始めて気づいた」と、注意点も挙げています(10/29 04:06 JST)。

考察

ここからは意見です。「決める人は自分」と最初に書いている点が大事だと思います。複数の AI に同じものを触らせると、誰の変更か分からなくなりやすいので、プログラムや書類の「本体」を直す役は1つに決めて、Grok Bot は調べ物と指示の取り次ぎに回す、という分け方が事務所の仕事でも扱いやすいと考えます(確度:中)。

@yolozuya_works/@ritalog940317/@sanya_1997

X のデータを調べる使い方です。「いいねした人のうち認証済みは何割か」から、タイムラインをスプレッドシートに写す力技まで出ていますja実践

X投稿(@FFBuncho ふくぶんさん、10/28 19:03 JST)

@FFBuncho さんの画面(いいねしたユーザーのうち認証済みが約23%、209人中49人)

画像では、Bot が「このポストはいいねしたユーザーのうち、認証済み(青バッジ)が約23%でした。取得できた209人のうち49人です」と答えています。ほかに、@9ura00 さんは X のタイムラインを表示するウィジェットを Bot に作らせ、「Grok Bot で TL をスプシに再現。力技すぎる」と書いています(10/28 22:14・22:16 JST)。@MARU_X さんは「アメリカ軍の動きを観察」するものを作り、原油のチャートと並べて見ているそうです(10/28 20:36 JST)。

考察

ここからは意見です。「取得できた209人のうち」という書き方のとおり、いいねした全員が取れているとは限らない点は押さえておきたいところです。それでも、顧問先の発信が「どんな人に届いているか」をざっくり見る用途には十分使えます。X コネクターが無料で使えるようになった(10/28 号)こととあわせて、SNS 運用の相談で試してもらう価値はあると思います(確度:中)。

@FFBuncho/@9ura00/@MARU_X

グループチャットで編集会議をしたら、メンバーが個別のチャットで「根回し」をしていた、という報告です。チーム運用の小さな発見が出てきていますja実践

X投稿(@Opi おぴさん、10/28 22:01 JST)

同じ日には、@ozwsho さんが公式の営業チームの事例(10/28 号で紹介)を受けて、「自社で試すなら、更新が滞る項目を1つ選ぶ→入力元とルールを決める→書き込み前プレビューを置く。顧客向けメールは人が確認」と、手順を3段階にまとめています(10/28 15:14 JST)。@mikioiha さんは「Grok Bot で複数のプロダクトを持ち始めて思うのは、EM(エンジニアリングマネージャー)が必要そう」と書いています(10/28 08:56 JST)。

考察

ここからは意見です。おぴさんの例は笑い話として書かれていますが、グループで話すときも、Bot が個別のチャットで別の Bot に話しかけることがある、という点は覚えておきたいところです。Bot の数が増えると、@mikioiha さんの言うように「Bot をまとめる役」が必要になり、これは前の項のふもさんの「Bot統括」とも同じ考え方です(確度:中)。

@Opi/@ozwsho/@mikioiha

利用量の声は今日も続いています。高橋直大さんは「Grok Bot で使い切ると、ツイート検索系のサービスが全部止まる」と悩んでいますja実践

X投稿(@chokudai 高橋直大さん、10/28 16:41 JST)

ほかにも、@Seasons さんは「Super プランに変えて、1日ほど Grok Bot とやりとりして使った分が今10%」(10/29 03:43 JST)、@d1dox さんは「Grok Bot 単体のサブスクがないのがしんどい。利用量多めの30ドルプランが欲しい」(10/29 04:24 JST)と書いています。フォーラムの X Subscription のスレッドでは、「Ultra に上げた直後に、統合前の週の使用分が持ち越されて1日で100%になった」という報告(10/29 01:57 JST)や、「週ごとではなく月ごとのリセットを選べるようにしてほしい」という要望(10/28 12:09 JST)も出ています。

考察

ここからは意見です。高橋さんの悩みは、X Subscription では Grok Bot と X の検索などが同じ利用枠を分け合う、という仕組みから来ていると読めます(確度:中。投稿からの推測です)。事務所でも、ダイジェストのように毎日 X を検索する作業があるので、大きな作業は週の前半に寄せすぎない、ルーチンの回数を必要な分に絞る、といった配分を意識したいと思います。

@chokudai/@Seasons/@d1dox/174450(X Subscription)

自分の X のメンションを見張る Bot「tibot」を公開した例です。投稿は代わりにせず、まとめと翻訳、迷惑な相手のブロックだけを任せていますen実践

X投稿(@poteto lauren さん、10/28 07:16 JST)

Grok Bot で X のアカウントをどう管理しているのか、よく聞かれるので、今日は私の Bot「tibot」を公開します。tibot はメンションを見張って、次のことをします。タグ付けの有無にかかわらず、あなたや指定したキーワードについての投稿を全部見つける。短く整理したまとめを1日1回(または1時間ごと)届ける。スパムや雑音は飛ばす。英語以外の投稿は翻訳する。荒らしや嫌がらせは自動でブロックできる。代わりに投稿することは絶対にしない。私は投稿も記事も今も全部自分で書いていますが、状況を把握するのに tibot はとても役に立っています。

この投稿は約80万回表示され、マスク氏も再投稿しています。日本語では @chiken_ai さんが、追いかけたいアカウントをリストにまとめ、Bot の「Xを読む係」に毎朝トレンドを分野別に届けてもらう海外の使い方を note にまとめていて(10/28 05:28 JST)、考え方は近いものです。

考察

ここからは意見です。「代わりに投稿しない」と最初から決めて、読む・まとめる・訳す・ブロックするだけに絞っている点が、顧問先の SNS 運用に Bot を入れるときのよい手本だと思います。自動ブロックは誤判定もあり得るので、最初の数週間は「ブロック候補を知らせるだけ」にしておくと安心です(確度:中)。

@poteto/@chiken_ai

「Figma を使うのをやめ、Grok Bot をデザインの責任者にした」という例です。分析から案を1つ出させ、出すかどうかは本人が決めていますen実践

X投稿(@felixleezd Felix Lee さん、10/28 03:56 JST)

もう Figma は使っていません。Grok Bot がうちのデザインの責任者です。Bot は勝手に公開はしません。すべてのデザインは今も私が承認しますが、それ以外はほとんど Bot がやります。毎週していることは次のとおりです。分析データで離脱が多いところを見つけて、私が Paper で承認するデザイン案を1つ作る。うまくいっているアプリを調べる。案は全部 Linear に「問題と直し方」の形で書く。デザインが十分よくなったら教えてくれるので、磨きすぎずに済む。公開の前に必ず私の選択を待つ。魔法ではありません。いまいちな案もあって、そのときはそう伝えます。

Lee さんは、Bot がデータから設計上の問題を2つ見つけて更新を出したあと、「利用が22%、アクセスが10%増えた」とも書いていますが、これは本人の申告で、条件は示されていません。日本語では @kawai_design さんが「Paper で作り、Linear でタスク管理する設計は、デザインだけでなくあらゆるプロジェクトに応用できそう」と引用しています(10/29 05:07 JST)。

考察

ここからは意見です。効いているのは「案は1つだけ出す」「タスク管理に問題と直し方を書く」「よくなったら止めどきを教える」の3点だと思います。顧問先のホームページやチラシの改善でも、「アクセスの数字から直す場所を1つ選び、案を1つ出して、決めるのは社長」という形にすると、AI に振り回されずに進められそうです(確度:中。効果の数字は本人の申告です)。

@felixleezd/@kawai_design

業務手順を「版」で管理し、Bot が最新の手順に「署名」するまで顧客管理に書き込ませない、という仕組みですen実践

X投稿(@malmaladei Philipp M. W. Hoffmann さん、10/28 23:47 JST)

私の Grok Bot たちは、今の手順書に「署名」するまで顧客管理システムに書き込めません。ある Bot は先月のルールに従い、別の Bot は自己流でやる、ということが起きるからです。業務の手順ごとに、版の番号がついたスキルを1つだけ置きます(見込み客の記録の仕方、領収書の整理の仕方、次の連絡の予約の仕方など)。Bot は今の版を登録して確認しないと、書き込みの道具を使えません。Bot は改善を提案できますが、変更点の差分の形に限ります。大事なスキルは、新しい版を使い始める前に私の承認が要ります。

Hoffmann さんは 10/28 号でも、十数体の Bot で2つの会社を回す例として紹介しました。今回は、自作の MCP サーバーに「スキルの登録簿」を組み込んだ話で、「どの Bot がどの版で動いているかを示すページもある」と書いています。同じ日に @CarolinaDill さんは、「Bot を設計する Bot」「チャットが長く重くなったら Bot の新しい写しを作る Bot」「ほかの Bot を安全にする Bot」を置いていると紹介しています(10/29 00:53 JST)。

(@CarolinaDill さんの投稿の要旨)ほかの Grok Bot を設計する Grok Bot と、その助手、チャットが長く遅くなったときに Grok Bot の新しい写しを作る Bot、そして Grok Bot をより安全にする Bot がいます。最初の週に1つ本物の仕事を任せた人は、すぐに価値が分かると思います。

考察

ここからは意見です。MCP サーバーを自分で作る部分は中小企業にはまだ重いですが、「手順は1か所に版をつけて置く」「Bot が直したいときは差分で提案させ、人が承認する」という考え方は、共有のスキルでもそのまま使えます。事務所の手順書も、変更日と変更点を必ず書く形にしておくと、Bot が古い手順で動く事故を防げると思います(確度:中)。

@malmaladei/@CarolinaDill

収集: 2026-10-29 約05:05–05:35 JST。対象は10/28朝〜10/29朝。英語ソースは翻訳つき。x.ai/changelog/bot は先頭が 0.77.0(10/26 付、0.76.0 を含む)に更新されていました。x.ai/news に新しい記事はなく、ページ下の会社名が「SpaceX Super Intelligence LLC」に変わっていました。ヘルプは cursor.com/help/grok-bot の25ページを取得し、10/28 の写しと比べて16ページに変更がありました(主に Team Bot から共有 Bot への言い換え、接続アプリの追加、スマホ関連の追記、紹介制度のリセット表示)。フォーラムの職員投稿は forum.cursor.com で原文を確認しました。画像 x01〜x03 は投稿の添付画像を取得したものです。見送り: @bot や @grok の自動返信、トレード・暗号資産で稼げるという投稿、AI 動画・イラストの作品投稿、「Muse と比べてどちらが上か」の感想、X Subscription の抱き合わせへの不満の書き込み、非公式の「grokbot-tunnel」(自分のサーバーを Bot のコンピューターにする道具。安全性が確認できないため)、Grok Build v1.0.73(Grok Bot ではないため)、テンプレート10個の動画(10/28 号の続き)。Gaps: 0.78・1.1 の試験版の正式な告知、Shared Bots の名前変更の更新履歴での記載、Power BI などの日本からの接続可否、Grok アプリの Bots が X Subscription で使えるかの公式記載、紹介制度のリセットの日本での扱い、コンピューター不調の根本原因と修正時期、tibot の入手先(投稿の短縮 URL は未確認)。