Grok活用事例ダイジェスト
速報
公式フォーラム(職員 Colin さん、10/26 22:32 JST、「host-main が1日4〜5回再起動し、メモリが約4.9GBまで増える」という報告への回答)
同じ回答で、再起動は OS がメモリ不足で止めているのではなく、本体のプロセスがメモリの増加で自分から落ち、数秒で自動的に立ち上がり直している、とも説明しています。ほかにも10/26には職員の回答が続きました。「10/25 から『まだ起動中です』と出て全 Bot が止まっていた」という報告(176225)には、Colin さんが 10/26 20:30 JST に「直したので確認してほしい」と返し、本人が復旧を確認しています。本人は「固まったときに自分で再起動できるボタンがほしい」と要望しています。また、「安全な入力カードで保存したシークレットが、デスクトップアプリの再接続で消える」件(176192)には、職員 mohitjain さんが 10/26 19:26 JST に「コンピューター側を直したので、0.75.8 では再接続で消えなくなった」と回答しています。ただし「コンピューターの再起動や更新のあとに消えることがある別の件はまだ調査中なので、元の値はパスワード管理アプリに残しておいてほしい」とも書いています。
考察
ここからは意見です。10/23 号から追ってきた「コンピューターが固まる・Reset で直らない」件は、原因が「ディスク満杯」「inode(ファイルの数の上限)」「ファイル数の多さによるメモリ増加」と、どれもファイルの量に寄ってきました。事務所の環境で効くのは、作業の途中でできる大量の小さなファイル(画像の連番、ダウンロードの展開、翻訳の重複コピーなど)をためないことだと思います。今朝この環境で数えたところ、/workspace のファイルは約1万8千件、ディスク使用率は7%、inode 使用率は2%でした(10/27 05:20 JST ごろ)。今のところ心配な量ではないと見ています。シークレットの件は、職員自身が「まだ消えることがある」と認めているので、API キーは元の値を手元に残す運用を続けるのが安全です。
X投稿(@elonmusk Elon Musk さん、10/27 01:11 JST)
What are most important things to improve about Grok @Bot? Btw, make sure you’ve tried Bot recently, as over 100 features & fixes are released every week!
— Elon Musk (@elonmusk) October 26, 2026
返信は約2,700件で、表示回数は約110万回です。マスク氏は同じ夜(10/27 02:35 JST)に、後で紹介する Peter St Onge さんの投稿を引用して「Grok Bot は、とても有能な首席補佐官(chief of staff)を雇うようなもの」とも書いています。ただ、x.ai/changelog/bot の先頭は今朝(10/27 05:10 JST ごろ)も 0.75.5(10/23 付)のままです。フォーラムでは利用者が 0.75.8 を「安定版」と呼んでおり、職員も 0.75.8 で直したと回答しているので、配信されている版と更新履歴の間に、また差が出ています。
考察
ここからは意見です。「毎週100件以上」が本当なら、更新履歴を読むだけでは追いきれない状態だと思います。このダイジェストでは、更新履歴・ヘルプ・フォーラムの職員回答の3つを毎朝照らし合わせて、変わった点を拾う形を続けます。改善要望を出すなら、事務所の使い方では「ルーチンの利用量が1回あたりどれだけか見えること」と「コンピューターを自分で再起動できること」が、いちばん効くと考えています。
仕様解説
/workspace/.sandignore に書きます。.gitignore では外れませんen仕様公式フォーラム(職員 Colin さん、10/27 02:04 JST)
/workspace/.sandignore に .gitignore と同じ書き方で、/workspace からの相対パスを書きます。次の保存から反映され、再起動はいりません。よくある作り直せるフォルダ(node_modules、.venv と venv、build、dist、out、target、.cache など)は、書かなくても最初から外れています。主に追加するのは SDK のフォルダです。ここに書いたものは Update や Reset のあとに戻らないので、作り直せるものだけを書いてください。Chrome のログインはどちらにしても消えません。利用者は「作り直せるフォルダは外したいが、Chrome のログインは失いたくない」と質問していて、それへの答えです。.sandignore は、今朝取得したヘルプ25ページのどこにも書かれていません(10/27 05:15 JST ごろ確認)。今のところ職員の回答だけが根拠です。
考察
ここからは意見です。この環境には今のところ .sandignore はありません。公開作業のフォルダにある node_modules は最初から外れるので、急いで書く必要はないと見ています。注意したいのは逆の場合で、「戻らなくて困るもの」を書いてしまう事故です。作業の下書きや30日分の公開アーカイブは戻ってほしいので、書くとしても、ダウンロードして展開しただけのツールの中身など、作り直せると確かめたものに限るのがよいと思います。ヘルプに載るまでは、仕様が変わる前提で扱うのが安全です(確度:中)。
公式フォーラム(職員 Colin さん、10/27 02:29 JST、「音声通話中は電話のカレンダーが使えない」という報告への回答)
Colin さんは「通話中も使えるようにしてほしいという声はチームも把握していて、検討している。当面は通話の間ずっと Grok Bot を画面に出しておけば、つながったままになるはず」と書いています。別の報告(176231)では、「iPhone のアクションボタンに Grok Bot の『音声チャットを始める』が出てこない」という件に職員が対処法を案内していましたが、本人が 10/27 04:30 JST に「今日出た iOS 27.2 に更新したらすぐ出た」と書いています(更新で直ったのは本人の報告で、職員の確認はまだありません)。
考察
ここからは意見です。運転中や移動中に音声通話で「明日の予定を入れておいて」と頼むと、画面がロックされていて電話のカレンダーには入らない、ということが起こりえます。事務所の予定は Google カレンダーにつないでいるので、そちらに書く分には影響しないはずです(確度:中)。電話のカレンダーやリマインダーを使う頼みごとは、通話を終えてアプリを開いた状態で、もう一度頼むのが確実だと思います。
新規機能解説
X投稿(@blankspeaker さん、10/26 23:20 JST)
SpaceXSI: Grok Bot Daily Preview — Grok Bot upcoming updates, spotted in prerelease builds since yesterday (0.77.0-pre.27 → pre.36) … Note: These changes may or may not be available when this ships to the public. Based on unofficial 3rd-party SI analysis of prerelease builds.
— blankspeaker (@blankspeaker) October 26, 2026
画像の1枚目に載っている主な項目を訳します。「航空券の予約:チャットの中か航空会社・販売サイトで、運賃・荷物・搭乗者の情報・最新の価格・パスポートどおりの名前の書き方まで含めて予約を進める」「通話の録音と文字起こし:電話のあと、録音の再生・一時停止・早送り・ダウンロード、文字起こしのコピーや書き出し、かけ直しができる。音声と文字起こしは30日間保存され、その後は見られなくなる」「チーム Bot での接続情報の共有:チームの Bot が、仲間が自分の接続をしていなくても、管理者のプラグインのログインやサービス用アカウントを使える」「公開設定:サイトの公開を取り下げたことを表示できる」。投稿の本文には、ほかに「自作スキル(Custom skills)」「Tailscale へのサインイン」「会議の承認を誰がしたかの記録」も並んでいます。
考察
ここからは意見です。録音と文字起こしが30日で消えるなら、電話で決まったことは、その日のうちにメモや記録に写す運用が前提になると思います。顧問先とのやり取りで使うなら、録音していることを相手にどう伝えるかも先に決めておきたいところです。チーム Bot での接続情報の共有は便利な反面、「管理者のログインで仲間の Bot が動く」ことになるので、誰の名前で何が送られるかの確認が欠かせません。いずれも試験版の話で、正式に出るか、日本で使えるかは分かりません(確度:低〜中)。
X投稿(@messagebird Bird、10/27 00:14 JST)
Bird now sends customer messages to Grok Bot. Every Apple Message, email, WhatsApp and SMS your customers send can start a Grok Bot routine, with each reply drafted for your review.
— Bird (@messagebird) October 26, 2026
Bird の案内ページ(bird.com/ai/grok-bot)には、「Grok Bot のマーケットプレイスから Bird のプラグインを追加すると、取引用のメール・SMS・WhatsApp の送信、ドメインの DNS 設定の点検、Apple Messages for Business やサポート用メールボックスの受信をルーチンに回すことができる」と書かれています。料金や日本の番号での利用については、ページに記載がありませんでした(10/27 05:25 JST ごろ確認)。
考察
ここからは意見です。「受信で動かし、返信は下書きで止める」形は、10/25 号で紹介した「ルーチンから送るものは下書きで待つ」という Grok Bot の仕様とそろっていて、問い合わせ窓口に使う形としては筋がよいと思います。顧問先の小売店や飲食店で、営業時間や予約の問い合わせの返信案を作らせるような使い方が考えられます。ただし、顧客の電話番号や問い合わせ内容を外部サービスに流すことになるので、個人情報の扱いと、誰が最後に送信ボタンを押すかを決めてから試すのが前提です。
実践事例
X投稿(@morinacompany 森中康太さん、10/26 18:00 JST)
AI秘書4つ(Grok Bot・dots・Muse・Claude Duet)を比べてみたら、思ってたより「止まり方」がバラバラでした。正直、ここを知らずに会社のメールをつなぐのはちょっと怖い。
— 森中康太|仕組み化の達人 (@morinacompany) 2026年10月26日
投稿では4点を挙げています。①Grok Bot はチャットで頼んだメールなら自動チェック(Auto-review)を通ればそのまま送信し、ルーチン経由だと下書きで止まる。②Claude Duet は送金や株の売買を承認しても実行せず、dots も送金とパスワード変更は人がやる設計。③Grok Bot の週の利用枠は数字が出ていない。④Muse と個人プランの dots は、会話を AI の改善に使う設定が最初からオン。①は公式の更新履歴(0.75.5)と承認のヘルプの内容と一致します。③について投稿は「公式いわく、頻繁に動くルーチンは1日で1週間分を使い切ることもある」と書いていますが、今朝取得したヘルプではその文言を見つけられませんでした。
考察
ここからは意見です。「性能より、どこで止まるかで選ぶ」という結論には賛成です。事務所で顧問先に AI 秘書を勧めるときも、最初に確認するのは「メールが勝手に送られる条件」「お金が動く操作を AI がやるかどうか」「会話が学習に使われる設定」の3つだと思います。Grok Bot の場合、チャットで「送って」と頼むと自動チェックを通れば送られるので、まずは「下書きにして」と頼む癖をつけるのが安全です。
X投稿(@super_bonochin 炎鎮さん、10/26 10:24 JST)
Grok Bot のグループチャットでいろいろ任せてると、Bot 間でタスクの授受が行われるわけだけど、それを見てると「エージェントへの仕事の投げ方」の勉強になるわ。例えばエージェントに日程調整系のタスクを投げる場合、関係者に招待を送るだけじゃなくて必ずセットでその返信状況を追跡しつづけるルーティン(自動化)を設定したり。
— 炎鎮🔥 - ₿onochin - (@super_bonochin) 2026年10月26日
同じ日に、リバネスの George さん(@geeorgey)は「AI が増えるほど、僕が伝言係になる問題」に対して、ChatGPT dots・Grok Bot・Meta Muse を Cloudflare 上の非公開の掲示板でつなぎ、通知の仕組みと落とし穴を記事にしています(10/26 15:55 JST、表示回数約3,500回)。@route20191212 さんは、「メインの役割の AI には仕事を各 Bot に振らせ、合う作業 Bot がいなければ Eggbot(Bot を作る Bot)経由で作らせる」形を紹介しています(10/26 16:15 JST)。
考察
ここからは意見です。炎鎮さんの「送ったら、返事が来るまで追いかける仕組みまでセットにする」は、人に仕事を頼むときにも通じる考え方で、日程調整や書類の回収にそのまま使えると思います。事務所でも、秘書の翠さんが受けた依頼を専門の Bot に振る形をとっているので、「振った仕事の返事を誰が追うか」をルーチンにしておくと、抜けが減りそうです。他社の AI と掲示板でつなぐ形は面白い一方、やり取りの中身が外部サービスをまたぐので、顧問先の情報を扱う業務では見送るのが無難だと考えます。
X投稿(@seisei_ai_1st 聖星あいさん、10/26 12:42 JST)
Grok BotでYouTubeのアップロードまで全自動化しました🤖 動画を渡すだけで、タイトル・説明文・チャプター・タグ・サムネ・AI生成の開示設定まで整えて、非公開で上げてくれます。公開はわたしのOKを出してから。
— 聖星あい@AI愛好家 (@seisei_ai_1st) 2026年10月26日
X投稿(@macky164 ヒロシマン(藤巻浩)さん、10/26 11:40 JST)
Grok Botにスケジュール管理やバス時刻表など交通機関の把握や授業内容の考察など常に働いてもらい大事な情報はすぐに連絡するよう設定してあります。いま5つのBotにそれぞれ別の仕事を任せています。次の生徒さんが誰なのか5分前にアナウンスしてくれたりとても優秀なアシスタントです。
— ヒロシマン (藤巻 浩) (@macky164) 2026年10月26日
藤巻さんの画面では、「Question」「LESSON」「Investment」のように Bot を用途ごとに分けて並べています。また、AITECH の小森谷祐太さん(@aitech_komoriya)は、「後回しになりがちな在庫や納期の確認の電話」を題材に、Grok Bot の電話代行で何を聞き、どこまで任せ、どう報告させるかを整理し、そのまま使える依頼文を記事にしています(10/27 01:19 JST)。
考察
ここからは意見です。聖星さんの「非公開で上げて、公開は人の OK のあと」は、事務所のブログや顧問先の SNS 投稿にも使える、いちばん安全な任せ方だと思います。手間のかかる準備は全部 Bot に任せ、最後の「公開」だけを人が押す形です。藤巻さんの使い方は、個人の教室や士業の事務所のように一人で回している仕事に合っていて、「予定の5分前に、次の相手と用件を知らせる」は顧問先の訪問前にも応用できそうです。電話代行は日本でまだ使えるか分からないので、小森谷さんの記事は、使えるようになったときの依頼文の下準備として読むのがよいと考えます。
X投稿(@profstonge Peter St Onge さん、10/27 01:47 JST)
I've gone full Grokbot. It checks email, DMs, mentions, and LinkedIn every hour. It flags anything interesting, drafts replies, and tosses the other 99%. It literally feels like having a personal secretary 🤯 And 2 days in I'm like how did I live without this 😂
— Peter St Onge, Ph.D. (@profstonge) October 26, 2026
表示回数は約950万回で、マスク氏が「首席補佐官を雇うようなもの」と引用しています。一方、@AnalystAIlab さん(analyst.ai)は投資の調べものについて、ChatGPT dots・Grok Bot・Muse・Instinct の4つに54問を解かせた比較を出しています(10/27 00:34 JST)。結果は総合で dots 96.8、Grok Bot 93.1、Muse 91.0、Instinct 88.4で、6つの仕事のうち5つは dots が上、「ニュースと判断」だけ Grok Bot が0.1点上回った、としています。
考察
ここからは意見です。St Onge さんの使い方は、事務所の受信の仕分けにも近い形で取り入れられると思います。ただ「1時間ごと」は利用量を多く使うので、平日の朝・昼・夕方の3回程度から始め、知らせる基準(顧問先からの連絡、期限のある連絡など)を先に決めておくのが現実的です。「残り99%を捨てる」は、捨てる前に件名の一覧だけ残させておくと、見落としを後から確かめられます。analyst.ai の比較は1社の自社テストで、問題の中身も公開範囲が分からないため、参考程度に見るのがよいと考えます(確度:低)。
収集: 2026-10-27 約05:05–05:30 JST。対象は10/26朝〜10/27朝。英語ソースは翻訳つき。x.ai/changelog/bot は 0.75.5(10/23 付)が先頭のままで、0.75.8 や 0.77 の記載はありません。x.ai/news の最新は 10/22 でした。フォーラムの職員投稿は forum.cursor.com で原文を確認しました。ヘルプは cursor.com/help/grok-bot の25ページを取得し、10/26 の写しと比べましたが、変更はありませんでした。画像 x01・x02 は投稿の添付画像を取得したものです。見送り: @grok・@bot アカウントの自動返信、Muse・Dots との比較の感想、「稼げる」をうたう投稿、暗号資産の投稿、政治的な投稿、パスワード一括取り込みの改造版(公式の機能ではないため)、クリエイター向け報酬の試行(米国のみ)、X Money の再接続の苦情(1件のみ)。Gaps: 0.75.6〜0.75.8 と 0.77 の更新履歴、.sandignore の公式ヘルプ記載、ファイル数とメモリ増加の既知の問題の公開ページ、電話発信と通話録音の正式リリース・提供地域・料金、Bird プラグインの料金と日本での利用、週の利用枠の数字、「頻繁なルーチンは1日で1週間分を使う」という公式の文言の出典。